自分のからだを見つめる
年に4回の診察。
12月ぶりに血液検査を行った。そして初めての骨密度検査。
私は(確か)高校2年生のときにバセドウ病が見つかり、アイソトープ治療を経て、これから一生軽度の橋本病とお付き合いしていく運命にある。
現在チラーヂンという甲状腺ホルモン剤を毎日飲んでいる。たまに飲み忘れがある。
甲状腺刺激ホルモンと妊娠
これまでの検査結果で完璧に正常値を叩き出したことはなく、一時期ビリルビンやALPが高かったこともある。前回異常なほどに高かった(14.198)甲状腺刺激ホルモンは今回かなり下がった(6.050)がまだ正常値を上回っている。
ここで初めて先生からこんな言葉が出た。
「甲状腺刺激ホルモンが2.5を上回ると妊娠できませんので注意してくださいね。」
妊娠はできるが赤ちゃんを産むべき数値ではないということだ。
まあ今妊娠なんてする可能性はこれっぽっちもないから〜〜笑と思っていたけれど、重く受け止める必要がある問題である。そもそも病気にかかっていない人はこんなこと知っているのかな?
私はたまたま治療を受けている途中だからわかることではあるけれども、世の中にはきっと潜在的に甲状腺の機能が低下または過剰である女性も少なくないだろう。
甲状腺の病気以外にもきっとそのような病気はあると思う。
バセドウ病と骨粗しょう症
初めて骨密度検査を行った。腰椎・大腿骨・前腕骨の三箇所だ。
前腕骨のレントゲンを撮るときの姿勢は非常に辛かった…
結果は腰椎→92%、大腿骨→103%、前腕骨→105%
先生は腰椎が標準値よりも低かったことを指摘していたが、たったの10%じゃん?
私たちの骨は、壊されまた作られるといったサイクルが繰り返され、絶えず新しいものに作り替えられています。これらは、骨の破壊(骨吸収)と再生(骨形成)と呼ばれ、この働きにより常に骨塩量は一定に保たれ、丈夫な骨の維持に役立っています。そして、この働きを骨のターンオーバーと言います。
甲状腺ホルモンは、この骨のターンオーバーに対し促進的に働くため、バセドウ病で甲状腺の機能が亢進した状態では、骨吸収と骨形成の両者が促進されています。そして、甲状腺機能亢進症では、どちらかと言えば骨吸収のほうがやや強く働くため、バランス的には骨塩量が減少する方向に傾いています。さらに甲状腺機能亢進症では、尿からのカルシウム排泄の増加や、血液中のビタミンDの活性の低下、腸管からのカルシウムの吸収も低下しており、骨塩量が低下し骨粗鬆症になりやすい状態になっています。
一般的には、バセドウ病の治療を行えば、低下した骨塩量はもと通りに回復するのですが、閉経後の女性や高齢者のなかには、骨塩量の減少が強く、バセドウ病の治療だけでは骨塩量の回復が望めないことがあります。
バセドウ病と骨粗鬆症 | 隈病院 | KUMA HOSPITAL
よく骨粗しょう症のメカニズムで聞くような内容である。
最近ジム通いも始め縄跳びもしているからわりと骨密度には自信があったのだが、標準値よりも低いとなれば負けず嫌いの血がさわぐ…
とりあえずカルシウム摂取と腰の骨に負担をかける適度な運動を始めよう!
あと薬の飲み忘れも厳禁!